(タテ)2.5cm×(ヨコ)5cm×(高さ)1.5cmの小さな箱型のプラスチック製のものです。中央のブリキでできている部分を指で押すと「カチン」と音がします。
この音を「褒めのサイン」としてトレーニングに有効に使うことができます。
クリッカーは、心理学の理論を応用した最新の犬のトレーニング技術と言えます。通常の命令を基礎にしたトレーニングより、ずっと学習が容易です。
★クリッカーの原理
初めて聞くクリッカーの音は犬にとっては何の意味も持ちません。
ごほうびといっしょに繰り返し聞くことによって「カチン」が大好きな音になっていきます。
教えたい行動を、犬がしたとき「カチン」と鳴らします。
犬は「そうか、この動きをすると『カチン』と鳴るんだ。ごほうびをもらえるんだ」と学習し、自らその行動をするようになっていくのです。
★クリッカーを使ってみよう
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用意するもの
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・クリッカー
・犬が喜ぶごほうびを見つけよう
・・・食餌の一部を取り分けてごほうびにする。犬用のおやつをごほうびにする。
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クリッカーを鳴らしてみよう
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・離れたところで慣らしてみよう。
・ポケットの中で慣らしてみよう。
・怖がるそぶりを見せても声をかけたり宥める必要はありません。
どの子も「カチン」が大好きになります。
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ルール
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1.鳴らしたら必ずごほうびをあげよう。
2.音を教えたらむやみに鳴らさない。
3.タイミングが大切。
・犬の行動をよく見て、誉めたい瞬間に「カチン」。
・アイコンタクトなら目が合った瞬間[「カチン」。
・名前を呼んだら振り返った瞬間「カチン」。
4.「カチン」の後のごほうびは少し遅れてあげても大丈夫。効果は変わりません。
5.最初は毎回クリッカーを使いますが、徐々に回数を減らしたりランダムに鳴らして、
最終的にはクリッカーなしでも出来るようにしていきます。
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いよいよ、クリッカーを使ってレッスン!
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1.クリッカーの音を好きにさせる
a.左手にクリッカー、右手にごほうびを持ちます。
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b.クリッカーを鳴らすと同時にごほうびを与えます。(20回ほど繰り返す)
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c.クリッカーの音がした後でごほうびをあげず、様子を見ます。
ごほうびを探すそぶ・カチン→ごほうびをもらえる→うれしい
(クリッカーの音が好き)と学習します。
2.名前の反応をよくしよう
a.犬の名前を呼びます
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b.犬があなたの方を向いた瞬間に「カチン」+ごほうびをあげましょう。
↓
c.「カチン」は徐々に減らしていき、名前を呼ばれたらすぐこちらを見る、
近寄ってくるなど、反応の良い子にしましょう。
この他、ジョイフルでは色々なレッスンにクリッカーを使い、良い効果をあげています。
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