生後6か月までの子犬を対象としたクラスです。
子犬期は社会化期とも言います。人慣れ、犬慣れ、人の社会に慣れることを中心にレッスンしています。
「人との社会化」「犬との社会化」などに重点を置き、楽しく触れ合う時間を設けています。
子犬同士の遊びの中から遊び方や噛み加減も学習しながら社会化期を逃さないようにします。
レッスン
トイレトレーニングは、ハウストレーニングと同時に進めると効果的です。
朝、起きたときが一番成功しやすい時間帯です。初めは排泄する場所を教えることが重要です。
排泄のタイミングを逃さないように、決められたトイレに連れていきます。
朝の起床時にトイレトレーニングを行うのが効果的です。
排泄するまで「チッチ」「トイレ」などの声かけをし、すぐにしない場合も少し待ってみます。
どこかに行ってしまわないようにサークルを使ったりフェンスで仕切ったりします。
成功したらフードを与えて褒めます。その後、リビングなどの部屋に出します。
排泄時間を予測しながら、失敗する前にトイレに連れていくように続けます。
次に、排泄を我慢することも教えます。例えば「今、したばかり」と思う場合は、
トイレを部屋の外に出したりサークルの扉を閉めたりして、「チッチ行こうね」と言われたらトイレに行くように促します。
大きいサークルの中にワンコベッドとトイレトレーを置く場合、
成長するにつれてサークルの中のトイレを嫌がることがあります。
自分のお部屋で排泄したくない気持ちが芽生える場合、トイレを別の場所に置くことが有益です。
戸外での排泄は衛生上の問題もあるため避け、日本犬の場合は室内で排泄し、散歩に行く習慣をつけることができます。
老犬になり介護が必要な場合、室内トイレのトレーニングがあれば介護が容易になります。
・プレイセッション
子犬は遊びの中から多くを学びます。噛み加減も犬同士の遊びから学びます。
子犬期に他の犬と遊ぶ機会がないと、犬に対する警戒心が強くなったり怖がったりするようになります。
・他人との触れあい
よその人からも撫でられたり触れ合う機会を与えます。
ハウスというのは、クレートを意味します(写真)。
犬は、狭いところで休むことが安心できます。子犬も同様です。居場所を教えることは重要です。
ハウスを「閉じ込めてかわいそう」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、決してそうではありません。むしろ、ハウスは家庭のルールを教える一環とも言えます。
例えば、車に乗る際、ハウスでお出かけすれば、人も犬も安心します。これは安全運転にもつながり、犬を守ることにもなります。
犬が体を触れることを嫌がると、撫でられる、褒められるなどの愛情表現がうまく伝えられなくなり、
飼い主とのコミュニケーションがとりにくくなります。歯磨きやブラッシングなどのお手入れや病院での診察なども困難になります。
一か所ずつ、優しく声をかけながら触れます。
「頭を触りながら」「耳を触りながら」「前脚」「しっぽ」など、部位ごとに触れる練習をします。
その際に、「いい子ね、おりこうさんね」と言いながらフードを与えます。繰り返すうちに、フードがなくてもどこでも触れるようになります。
子犬によくある「噛む」は、「子犬の遊び」です。口に入れて噛んでみる、噛んで試してみる、好奇心で噛むことです。噛むことが楽しいのです。成犬の「噛みつく」こととは異なります。
噛みたいという欲求を満たすように、噛んでよいおもちゃを与えます。接し方の間違いは、手をおもちゃにしてじゃれて遊ばせることです。手をひらひらして追わせたり、噛ませないようにしていきます。
≪タッチング≫でお口回りを触れるようにしておくとやりやすいです。
歯ブラシに慣れることから練習開始です。
アイコンタクト
犬が目を合わせた時に褒めます。目が合ったら「いいこね」と褒めます。
フードを使って犬の鼻からご自分のあごや目のあたりにゆっくり持ってくると目が合います。
そのタイミングでフードを与えます。
名前のレッスン
名前を呼んでフードを与えます。例えば「ジョン」と呼び、「いい子」と言ってフードを与えます。
目が合わなくても同じようにフードを与えます。
すると、名前とフードの関係を学習して「アイコンタクト」ができるようになります。
家の中では掃除機やインターホン、戸外では車、オートバイ、自転車、 ベビーカーなどに慣れるようにします。
トイレトレーニング、ハウストレーニングも行っています。
お困りごとに対応しております。
レッスン料