基本クラス

犬にやさしく学習が早い方法の一つが、「ルアートレーニング」です。この方法では、フードを追いかける練習を行います。犬がフードを追いかけることで、「マズルコントロール」から「ヘッドコントロール」、そして「ボディコントロール」につながります。このトレーニングは犬にとって優しい教え方です。

「ルアートレーニング」を用いて、オビディエンスレッスンと呼ばれる項目を練習します。

犬の鼻にフードを近づけ、上に向けてフードを徐々に持ち上げます。これに伴い、犬のお尻は徐々に下がって床に着きます。「いい子ね、グッド」といった褒め言葉を使いながら、最終的にはフードを与えます。

犬の鼻にフードを近づけ、前足に向かって下げていきます。犬は「オジギ」しているかのような姿勢をとります。この「オジギ」を繰り返し練習し、フードを床に近づけていきます。ペタンと胸が着いたら「フセ」の姿勢になります。その際、「いい子ね、グッド」といった褒め言葉を使いながら、最終的にはフードを与えます。

次に、フードを追いかけて「ルアートレーニング」の方法で、「オスワリ」→「フセ」→「オスワリ」→「タテ」→「フセ」→「タテ」を練習します。このトレーニングにより、「オスワリ」、「フセ」、「タテ」の三つの姿勢を犬に区別するように教えます。

飼い主（ハンドラー）の左脚の横で「オスワリ」することを教えます。

ハンドラーの左側を歩くことを教えます。引っ張りも同時になくなっていきます。「オーケー、フィニッシュ」で「おしまい」をしっかり伝えるようにします。「オスワリ マテ」では、長く座っていられるように練習します。犬は「オスワリ」したままでハンドラーが離れます。ハンドラーは戻って犬に「オーケー」を伝え、その後たくさん褒めます。「フセ マテ」も「オスワリ マテ」と同じように練習します。

呼ばれたらいつでも来るように練習します。初めは、数歩離れたところから「オイデ」と呼びます。寄ってきたらフードを与え、「オーケー」を出して繰り返し練習します。「オスワリ」「オスワリ マテ」「フセ」「フセ マテ」「ツイテ」「ツイテ歩く」「オイデ」など、様々な指示を与えてトレーニングします。